2023/01/14 22:21

精油を採るのに欠かせない蒸留器。なんだかんだと今では5台にまで増えましたが、

憧れの蒸留器 第一号が我が家にやってきたのは今から12,3年に前になります。
ハーブの勉強を進めるにつれて、そして畑でハーブが育つにつれて、自分でも採油してみたくなるってのが人情
汗水流してお仕事頑張ってるし、自分へのご褒美として、ちょっとお高いので躊躇しましたが、お迎えしました。
ちょっといいオーブンレンジ買えるくらいのお値段(^^;。
蒸留器も色々と素材があって、銅やガラス、ステンレスなどなど、悩みましたが、昔から使われている銅製をまずは試してみることに。
イタリア製で職人さんが手作り・・・手作り???精密器械なのにと思いながら、やってきました銅製。
少しゆがみもあったりしますが、形がかわいくてなんだか憎めない感じの蒸留器でした。
そのままでは蒸気が漏れてしまうので、必ず濡れた布を巻くか粘土や、小麦を練ったものを貼り付けると言うなかなかワイルドな器械でした。最初はそのころまだ育っていたラベンダーをそしてゼラニウム、ミントと楽しんでいました。量が200~300gくらいしか入らないので、精油はラベンダー以外ほぼ見られず、ウォーターがメインになりますが、何ともやわらかい優しい香りを生み出してくれる蒸留器です。
その秘訣は銅イオンによって、いも臭とか燃焼臭とか言われる料理で言うところの“あく”のような香りの透明感を邪魔するにおい
を吸収してくれるところ。これが銅釜の最大の特徴です。最初はそんなことを知らずに芳香蒸留水をつかってたりするハーブ仲間にプレゼントしていたら、何だか私の蒸留したものは他のより香りがいい気がする~なんて言われてました。その方鋭い方です(^^)/
ですから、バラなんかの蒸留水が主に活躍する植物は中東なんかでは今でも銅釜を使って蒸留されていたりします。
うちでは今は、銅釜より大きいステンレスの釜がきましたので、あまり出番がありませんが、時々ゼラニウムの蒸留に使います。
なぜなら、この銅釜でとったゼラニウムの蒸留水がとても私のお肌に合っていて、市販のものは何を使っても肌の状態が悪くなる私の救世主なのです。この蒸留器と同じ期間この蒸留水の化粧水を使っています。時々お肌奇麗って(ほかに褒めるとこ見つからないからだとは思いますが(^-^; 優しいお心づかいありがとう)褒められるのは嬉しいですね。何事も💓

写真はフランスの雑貨屋さんの前に置かれた銅の大型蒸留器です。
おフランスの素敵な雰囲気もお楽しみください💓